税理士試験の思い出 ~5年目 パート①~

税理士への道

前年、初めての合格を勝ち取ることに成功。

まだまだ人生のイベントが待っているのに試験にばかり時間をかけられない…。

漠然と考えていた”税理士5ヵ年計画”の最終年である。

本年2科目合格をすれば目標達成。

勝負をかけようと勉強専念の決意を両親に伝える。

本日は財務諸表論をメインにお話しします。

4年目終了時点の状況(27歳)

① 4年目にして初めての合格を勝ち取る(H28簿記論)

② 大学院の2年生。修士論文に追われる。

③ 学業に専念するため親のすねかじりを決意

④ 独身

勉強専念を決意

4年目にして初めての合格を勝ち取れた私。

大学院との兼ね合いから心身ともに身が持たないと判断し、仕事を退職。

年齢的にも専念を行えるのが最後かもと判断し、1年間無職で過ごすことを決意し、5年目の勝負が始まりました。

受験科目の選択

まずは受験科目の選択。

ここは当然、財務諸表論は確定として、もう1科目を受験するかどうかの判断。

4年目の試験終了時点では、大学院の2年生であったが修士論文も年内には完成予定だったので、応用期には修士論文が重ならないという状況から税法も視野に入れていく。

税法の勉強時間の目安は次の通り。

税理士試験の11科目の概要と科目別難易度、組み合わせを解説! | HUPRO MAGAZINE | 士業・管理部門でスピード内定|ヒュープロ (hupro-job.com)

財務諸表論と並行するのであれば、勉強時間の目安が少ない方が望ましい。

候補に挙がるのが、消費税法酒税法国税徴収法住民税事業税固定資産税

① 理論100%は嫌だな

② 税理士なんだから国税だろ

この2点により、消費税法・酒税法に絞られる。

後は実務との兼ね合いで、最終的に消費税を選択した。

専門学校の選択

私は大学卒業後、横浜の税理士法人で勤務をしていた。

横浜には何でもある。専門学校も大学院も。

しかし、仕事を辞め親の脛を齧るとなると実家に帰らなければならない。

私の地元は静岡県東部の田舎町である。当然、専門学校はなく電車で1時間かけて市内に行くか、若しくは同じ時間かけて横浜に出るかであった。

税法の難しさを目の当たりしている私は、税法は教室授業を望んでいた。

大学院へ通う用もあったので、私は横浜通学を選択した。

財務諸表論は何とかなるだろと思い、配信授業を選択した。

田舎のディスアドバンテージを感じた瞬間だった。

簿記論と財務諸表論のシナジー

なぜ財務諸表論に漠然と自信を持っていたのかというと、前年に簿記論を合格していることが大きかった。

私の感覚になってしまうが、計算問題は圧倒的に簿記論の方が難しかった。

前年簿記論を徹底的に勉強したおかげか、財務諸表論の過去問や模試を解いても苦労しなかった。

そうすると理論に方に時間を費やせる。

理論に時間を費やせるのであれば、合格の可能性が高いと踏んだ。

私の場合は、難易度は圧倒的に簿記論でした。

難易度(計算) 簿記論>>>財務諸表論

財務諸表論特有の論点

簿記論と財務諸表論の大きな違いは、理論問題の有無であろう。

簿記論にもまれに理論問題が出題されるが、そこまでウエイトを占めない。ほぼ100%計算力の勝負となる。

しかし、財務諸表論は計算・理論の比率が1:1と言われている。受験した感覚からも間違いない。

私は計算に自信を持っていたので、理論に時間を費やしたことは前述のとおりである。

専門学校の理論はすべて暗記した。しかし思ったように模試での点数が伸びない。

伸びないというか解けない。そもそも問題の論点すら見たことない。

直前期までこの状態が続いた。

勉強不足なのか?ほかの人は解けているのか?勉強専念だよな?

不安しか頭にありませんでした。

理論は解けない!!

ある日、講師がこんなことを言った。

「この問題は難しかったですね。」

「財務諸表論は計算が勝負です。」

ここで疑問が生じた。なんで理論に言及しないんだ?教科書に載ってないよね?

この疑問について自分なりに分析を行い、ある一つの考えに至る。

「もしや理論って解けない前提で問題作られてるのでは?」

・ 会計の理論は奥が深く、1年で勉強するには限度があるのではないか

会計とは学問であり、学問とは学者が人生をかけて勉強している

さらに深堀をすると試験の作問者は学者であり。たかが1年の勉強で学者に知識量で勝てるわけがない。

この真理?に気づいたのは大学院の先生のおかげだった。知識量で到底敵わないのだ。

では試験での戦略はどうするかに昇華させる。

理論は解ける問題だけ解いて、計算に重きを置こう。

これは講師の言葉とも矛盾しない。

ここまでの大胆な考えに至れたのは勉強量があったからだと思います。

おまじないレベルの話ですが、不安が取り除かれました。

受験生へ

① 財務諸表論において、簿記論合格レベルの計算力は大きなアドバンテージになる。

② 勉強量は、取捨選択の指針になる。自分を信じよう。

今回は財務諸表論について感じたことをメインに書き連ねました。

次回は5年目のメインの消費税法と勉強専念時の1年間の過ごし方を書こうかと思います。

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